誰かの怒りに出会ったとき
人が怒っている場面に出会うと、心がザワザワ…。
「どうしてあの人、そんなに怒ってるの?」 「自分が悪いのかな…?」 「どうしたら機嫌が直るんだろう…」
つい必要以上に自分を責めたり、相手に合わせすぎてしまったり…。
そんなふうに、相手の怒りに振り回されてしまった経験、ありませんか?
たとえば―― ちょっとしたことで声を荒げる上司 子どもの癇癪 パートナーの不機嫌
相手の感情に飲み込まれて、自分まで落ち込んだり、疲れてしまったり…。

私自身も、相手の顔色をうかがって勝手に緊張してしまうタイプでした。
でも気づいたのは、 “怒りは相手のもの” だということ。
自分がすべて背負う必要はないんです。
今日のテーマは、他人の怒りに振り回されない、アサーティブ的「心」の持ち方。
ここからは、ちょっと心がラクになるヒントをお伝えします🌿
なぜ怒りに振り回されるのか?
人が相手の怒りに振り回される背景には、こんな思い込みや習慣があります。
「相手が怒る=自分が悪い」 「怒らせないようにしなきゃ…」 「嫌われたら困る…」
つまり、相手の感情を“自分の責任”として引き受けてしまっているんです。
怒りは誰のもの?
大事なことは、相手の怒りは相手のもの だということ。 相手がイライラしているのは、その人の価値観やコンディションによる可能性もあります。 それをこちらがコントロールすることはできません。
だからこそ、
「これは相手の感情」
「これは自分の感情」
と切り分けることが大切です。

怒りに振り回されない3つのポイント
① 相手の感情は「相手のもの」と切り分ける
「怒っている=私のせい」と思ってしまう必要はありません。
怒りの背景には、疲れ・不安・思い込みなど、さまざまな要因がある可能性があります。
② 怒りの裏にある感情を観察する
怒りは本当は「悲しい」「不安」「わかってほしい」の裏返し。
例:「なんでいつも遅いんだよ!」
→ 本当は「もっと早く一緒に過ごしたい」なのかもしれません。
言葉をそのまま受け止めず、「裏にどんな気持ちがあるんだろう?」と想像してみると、少し心がラクになるかもしれません。
③ 自分の心の「安全地帯」を持つ
相手の態度に左右されないように、
- 心の中で「これは相手の問題」と唱える
- 深呼吸をする
- 少し距離を取る
こうした工夫で、心の境界線がしっかりしてきます。

アサーティブに関わるヒント
アサーティブとは、「自分も大切に、相手も大切にする伝え方」。 相手の怒りを全部受け止める必要はありません。
がまんするだけでなく、必要なときは「私はこう感じているよ」と伝えてもいいんです。
実は、飲み込むことはやさしさではなく、関係をこじらせてしまうこともあるんです。自分の気持ちを言葉にして伝える。それが、結果的に相手との関係を守ることにつながっていく場合もあります。
まとめ
相手の怒りに振り回されないために大切なのは――
- 怒りは相手のもので、自分が背負わなくていい
- 怒りの裏には本当の気持ちが隠れている
- 自分の心を守る工夫を持つこと
そして何より、自分の心を大切にすること。
誰かの怒りに心を揺さぶられそうになった時、
この3つを思い出してみてください。
きっと心が少しラクになると思います。
アサーティブに「相手も大事・自分も大事」と考えると、
必要以上に落ち込んだり、自分を責めたりしなくてすみます。
どうか、他人の怒りに振り回されず、あなたらしく安心して過ごせますように🌸
コメント