休む=罪悪感になってない?~アサーティブな休日の過ごし方~

忙しい毎日の中、ちゃんと休めていますか?

「休日なのに気が抜けない…」「家の事が気になって、休んだ気がしない」「何もしないとなぜか罪悪感を感じる…」

そんな声をよく聞きます。そして私自身も、まさにその一人でした。

今回は、私の実体験を交えながら「アサーティブな休み方」について、お話ししたいと思います。

目次

1.休日は誰のもの?

平日は仕事、休日は家族のため…私は常に動き続けていました。いつの間にか、私にとってそれが当たり前になり、

疲れているのに動いてしまう。休んでいるとソワソワする…「何もしない自分」に後ろめたさすら感じていたのです。

きっと心のどこかで「ちゃんとしなきゃ」を背負っていたんだと思います。

「もうダメだ!無理!」と心の叫びに気づいてから、私はやっと、自分の気持ちに意識を向けるようになりました。

2.休むことに罪悪感を持つ理由

私が休むことに罪悪感を持つ理由は、大きく2つありました。

①母の姿が当たり前になっていた

私の母は365日、休まず家族のために働き続ける人でした。具合が悪くてもがんばり続ける母。幼少期に受けた親からの影響は、良くも悪くもその人の常識の一つとなっていきます。

そんな親の姿を見ていた私は、

「お母さんがやっていたんだから、私も同じようにやらなきゃ!」

そう思い込んでいました。そして、この「思い込み」が、原因になっていたんだと気づきました。

②「自分でやった方が早い」無意識のクセ

どんなに疲れていても、つい体が動いてしまう。「人に頼むより、自分でやる方がラクだし早い!」そう思っていました。

でも、心と体がすり減った状態のままでは、家族に笑顔で接することは、むずかしいことだったのです。

3.自分に許可を出す

そこで私は、少しずつ意識を変える練習をしました。

  • 休むことは、自分へのご褒美
  • 家事は、完璧にやらなくてもいい
  • 眠たい時は、無理せず寝る

意図的に何もしない時間を作るようにもなりました。

さらに、アサーティブで学んだスキルを取り入れ、家族への伝え方も工夫しました。

「今日は、夕食一緒に作ってくれる?」「疲れたから、わたし今休みたい」

そんな風に伝えると、心が軽くなるだけでなく、家族との会話も自然とあたたかいものに変わっていきました。

4.小さなリセットが大きな力に

休むことを意識し始めてから

「何もせずに休むことは、ただ止まることではない!心と体をリセットさせる大切な時間なんだ」

と気づきました。

疲れたままがんばり続けるよりも、一旦休んでから行動した方が集中力も上がり、家族にも優しくなれます。

自分の気持ちを認め、必要な時には周りに伝える、私はこれを「アサーティブな休日の過ごし方」だと感じています。

忙しい毎日の中でも、自分のために「休む時間を作ること」は、心も体も回復させるための大切な習慣になっています。

5.まとめ:休むことは『大切な選択』

休むことに罪悪感を感じてしまうのは、実はとても多くの人が抱えている悩みです。

でも、休めない背景には「昔の思い込み」や「心のクセ」が隠れているだけ。

それに気づいて、「休んでもいいよ」と自分に許可を出せるようになると、心と体はちゃんと回復し始めます。

そしてもう一つ大切なのは、家族や周りの人にアサーティブに伝えること。自分の状態や気持ちを率直に伝える、そんな素直なコミュニケーションが心の負担を軽くして、関係まであたたかくしてくれます。

お気に入りの紅茶をいれて、ゆっくり一杯を楽しむ時間も、立派な「自分を大切にする行動」です。

忙しい日々の中でも、ちょっと立ち止まって、

「これは私のための休む時間」

と意識してみてください。きっとあなたの毎日が少しずつやわらかくなっていきます。

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