褒めるときのコツ、褒められたときの対処法

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褒めるときは具体的に

私たちは褒め言葉に対しても、批判と同じようにどう対処して良いかわからないということがよくあります。

相手の良いところを見つけても、なかなか口に出せないのは、どう言っていいのか確信が持てないからではないでしょうか。試しに言ってみたとしても、相手が決まり悪がったり恐縮しすぎたりするのを見ると、言わなければよかったと後悔したり、せっかくの褒め言葉を受け取ってもらえずに寂しい気持ちになったという経験はありませんか。

誰かを褒めたいときどうしますか ?

「すごいね 」「えらいね」などと肯定的に言ってはみたものの、曖昧な言い方しかできないと相手にうまく伝わらないこともあります。
人を褒めるということは、自分の中の気恥ずかしさや照れくささにも向き合うということです。

ある人は他の場所では自分の気を気持ちを素直に表現できるのに、
自分の娘が学校でよくがんばったことをどうしても褒めることができないということがありました。
なんとか褒めてあげたいと思うのに、なんと言っていいのかわからない!
ロールプレイで練習してみると自分が褒めるときに照れてしまうことに気がつきました。
そして本当は娘を誇りに思っていることにも気がつきました。

相手を褒めるときには具体的に内容を伝えることが大切です。
「難しい状況だったのによく考えて対処できましたね」
「その服あなたによく似合っていてとても素敵よ」など。

褒められたときの対処法

一方、褒められた人も照れくさくなり弁解のように反応してしまい、相手の言葉を否定してしまうことはないでしょうか。

誰かがあなたの着ている服を褒めてくれたとき、信じられないという顔をして
「こんな古い服が?10年前のものよ」とか

誰かが仕事ぶりを褒めたとき、謙遜の度が過ぎて
「大したことじゃないです。そんなに大げさに言わないでください」とか
自分の成果を否定してしまうこともあります。

勇気を持って褒めてくれた人に対して
「とんでもない!」という反応をすることは
そんなつもりはなくても相手を傷つけてしまうこともあります。

また相手が褒めてくれた瞬間にお返しで相手を褒めてしまうことも避けましょう。

「でもあなただって素晴らしいわよ」
「あなたも同じよ」

これも私たち自身の不安な気持ちから出てしまう言葉です。
相手の伝えたいメッセージをきちんと受け取れていないということになります。

褒め言葉は肯定的に受け止めてみましょう。
「お世辞ではないのか?」
「皮肉ではないのか?」
もしそのように感じる時は、
「どういう意味ですか?」
または
「嬉しいのですが、とても気恥ずかしく感じます」
「私は、それほど大それたことをしたとは思えないのですが、褒めていただけて嬉しく思います」

など、感じたままを具体的に伝えてみてはいかがでしょうか。

伝えられた言葉を
「私は受け止めました」ということを伝えることが大切です。

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