私を縛っていた『〇〇ねばならない』の思考
先日、インスタライブで、
「後悔のない介護はない」
をテーマに、
アサーティブトレーナー・傾聴の達人のきく子さんとお話しさせて頂きました。
「後悔」とは、、
介護に限った事ではないと思うのですが、
後から、あれこれ考えても時間は戻せません。
だから「後悔無し」と言い切れる様に、常に選択に自信を持ちながら
歩みたいものですよね。
私はこの17年間在宅介護を通して、
色々な事を経験しました。
母の認知症が始まる前は、病の父を在宅で介護しながら、治療や最後の時の迎えかたまで、何度もその都度、悩みながら選択していくという経験をしています。
最大の後悔は、父との最期の時間に対する後悔です。
病気と闘う辛さは、本人はもちろん、それを見守る家族にとっても、過酷な時間となります。
それを在宅で24時間です。
まぁ、お互いに心は平常心ではなかったと思います。
初めて尽くしの事だったにせよ、
私が無知だった事が最大の後悔の要因です。
インスタライブの中で、きく子さんに「後悔にならないステップ」を
教えていただきました。
そもそも、人生は選択の連続
後悔にならない3つのポイント
⚫自分が出来る事・出来ない事を見極める
⚫頼る事に罪悪感を持たない
⚫自分を責めない
ライブの中で、私の心が大きく動きました。
「父との最期の時に”出来なかった”と抱え続けていた事を手放し、
”出来たこと”を認める。自分が取った選択は間違いではなかったと納得できたのです。」
これは、きく子さんとの会話の中で気づけた事です。
父の最大の願い「自宅で逝く」
これだけは叶えられました。
今は「これで良し」と納得していますが、
これまでの私は”出来たこと”は無視して、
”出来なかったこと”ばかりが
頭から離れませんでした。
そして私は、父に出来なかったことを母には
『やらねばならない』と決めつけていたのだということにも気づきました。
だから苦しかったのだと、今はわかります。
また、きく子さんは、
ライブの中で、介護も人生も
『腹八分目、完璧を求めない』
と話されました。
私は今まで、
自分が完璧を求めているとは気づかなかったのです。
ブログの中で「must」ってよく使うよね、と
言われた事が多々あります。
無意識の思考が自分を苦しめていた
must🟰「ねばならない」
という思考が、私の無意識の中に刷り込まれ、
知らず知らずのうちに、この言葉が自分を追い詰めていたのです。
私がなぜこんなに背負ってしまったか?
思い当たる節はあります。
これもまた、アサーティブを学んで気づけた事です。
もしかしたら、近い将来AIを使いこなしていく事で、
思考の選択も楽に変わるのではないかと思ったりします(笑)。
AIはその時、どのように解答してくれるのか、とても興味があります。
ただ、どんな時でも、最終的に答えを選ぶのは、
もちろん「自分自身」。
これを忘れてはいけないと思います。
そして、今、身内の介護に携わっていらっしゃる方も多いと思いますが、
いま、介護中の方へ
ぜひ、自分自身の、
【出来ていること】・【頑張っていること】を認めてあげていただきたいです。
出来ないこともあっても良いのです。
出来ないときに「助けて」と伝えて良いのです。
介護も大切ですが、自分自身の生き方も大切です。
これからも皆さんと一緒に、成長し続けていきたいと思っています。
認定講師:丸山扶左子

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