子どもに対して、「また怒っちゃった」「どうしてあんな言い方をしてしまったんだろう」そんな風に、一人で後悔して自分を責めてしまうことはありませんか?
この記事では、子どもを怒った後に「またやってしまった…」と自分を責めて落ち込んでしまう親御さんへ向けて、怒りの感情を責めるのではなく、やさしく受け止め、親子関係を整える対話のヒントをお伝えします。
「怒ってはいけない」という思い込みが苦しさを生む
「早くやりなさい!」本当は子供と優しく関わりたいのに、気づくと強い言い方になってしまう。そして、散々怒りの気持ちをぶつけた後、気持ちが落ち着いたころに押し寄せてくるのは、イライラではなく、後悔…。そして最後には
「私ってダメな母親かも…」「怒ってばかりの私なんて、母親失格」
そんな風に感じて、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。しかし、怒りはなくすことはできません。
「怒らない母親でいなきゃ」「冷静に落ち着いた対応ができる親にならなければ」
そう思えば思うほど、怒りを押し込めてしまいがちです。我慢すればするほど、怒りの感情は心の奥に蓄積し、苦しさは大きくなり、ある日突然爆発してしまいます。そしてまた、自己嫌悪になる…
この繰り返しが、心をどんどん疲れさせてしまいます。

このままでは、自分も家族も幸せになれない…そんな時に活用できるのが、アサーティブ(自他を尊重するコミュニケーション)です。
怒りは、「心の防犯ベル」
アサーティブでは、怒りの感情は悪いものではない、とお伝えしています。怒りは、自分にとって、大切な価値観が脅かされた時に鳴る「心の防犯ベル」のようなものです。

例えば、子どもにイライラするのは、「ちゃんと将来を大切にしてほしい」という思いがあるから。つまり怒りは、あなたが子どものことを大切に思っていることのサインなのです。
大事なことは、それを怒りでぶつけるのではなく、「怒りの感情とどう向き合い、どう表現するのか」という事なのです。
怒りの奥にある、「本音」を見つける
心理学では、怒りは「二次感情」と呼ばれます。その奥には、一次感情(本音)が隠れていることがあります。
例えば、
- 勉強しない子どもへの怒り→「このままで大丈夫かな」という将来への不安。「自分にちゃんと向き合ってほしい」という願い
- 夫の冷たい態度への苛立ち→「愛されていないのではないか」という孤独感
怒りを感じた時、少しだけ立ち止まって、その奥にある自分の本音に目を向けてみてください。そうすると「私は心配だったんだな」「本当は寂しかったんだな」と、自分の気持ちに気づき、トゲトゲした怒りの感情は自然と和らいでいきます。
怒りではなく「自分の気持ち」を伝える
怒りをそのままぶつけると、相手は身構えてしまいます。だからこそ大切なのは、怒りではなくその奥の気持ちを言葉にして伝えること。
例えば、勉強しない子どもに対して、「何でやらないの!」と責めるのではなく、「試験に間に合うか心配しているの。この問題だけ10分一緒にやってみない?」というように、自分の思いを素直に伝えてみましょう。
すると相手は、責められているのではなく、寄り添いの気持ちを感じてもらいやすくなり、受け取りやすくなるのです。
怒りはあなたの味方
「また怒ってしまった…」と落ち込む日があっても大丈夫です。
自分を責めてしまうのは、それだけあなたが家族を大切にしたいと思っている証拠です。怒りは、あなたの本当の気持ちを教えてくれるサインです。
まずは、心の中で一言。「そうだよね、私心配だったよね」と、気持ちに寄りそい、自分に声をかけてみることから始めてみましょう。そこから少しずつ、やさしい対話が始まっていきます。

今回お伝えした「怒りの感情」に自分一人で向き合うのはむずかしそう…どうしたらいいの?そんな方へ、安心してお話しできる場アサーティブオンラインサロンをご用意しております。初めての方は、初回は無料でご参加いただけますので、ぜひお気軽にどうぞ。お待ちしております。

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