人の数だけ感じ方があるとはいえ、一番近くにいるパートナーに対して気持ちが通じない…と感じる毎日は、本当に心がすり減るものです。以前の私は、夫との会話の中でいつも孤独を感じ、心身共に消耗していました。この記事では、夫婦のすれ違いが少しずつ減り、自分の心を楽にする「考え方」と、「伝わる対話のコツ」をお伝えします。
「どうしてわかってくれないの?」と苦しかった日々
夫婦生活の中で、「自分の気持ちが伝わらない…」とつらい経験がある方も、多いのではないでしょうか。
私も以前は、夫の言動に対して「どうしてそんなに冷たいのだろう」「私のことを大切に思っていないのかな」と感じていました。
私がつらそうにしていても気づかう言葉がない。悲しい気持ちを伝えても、私の気持ちに寄りそってくれず、「あぁ…」とだけ言ってその場を離れてしまう。
そのたびに傷つき、「どうしてわかってくれないの?」と夫を責めてしまうこともありました。
しかし、感情的になればなるほど、お互いの心の距離は広がるばかりでした。

夫の言動の背景を知って見え方が変わった
そんな苦しい日々の中で、私は発達特性について学ぶ機会がありました。
発達特性を持つ人の中には、相手の表情や空気から気持ちを読み取ることや、「どんな言葉をかければ相手が安心するのか」を考えることが苦手な人もいると言われています。もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、私は、「夫はわざと傷つけているわけではないのかもしれない」と感じるようになりました。
悪気があるわけではないと知ったことで、夫に対する見え方が変わりました。「私とは見えている世界や基準が違う人なのだ」という視点を持てたことが、私の心を楽にしてくれたのです。
そう考えられるようになると、夫に対する怒りが少しずつ和らぎ、「どうしてわかってくれないの?」という思いも以前ほど強くなくなっていきました。
そして、「相手を変えること」よりも、「伝え方を変えてみよう」と考えるようになったのです。
「察してほしい」を手放してみた
そんなときに出会ったのが、アサーティブコミュニケーションという考え方でした。
アサーティブコミュニケーションとは、自分も相手も大切にしながら、自分の気持ちや考えを率直に伝えるコミュニケーション方法です。我慢し続けるのでもなく、感情的に相手を責めるのでもなく、お互いを尊重しながら対話することを大切にします。
私はこの考え方に触れたとき、「伝わらないのは、夫が悪いからではなく、私も『察してもらうこと』を期待しすぎていたのかもしれない」と気づきました。相手に気持ちを読み取ってもらうことを待つのではなく、自分の気持ちや望みを、相手に伝わる形で伝えることも大切なのだと学んだのです。
具体的に伝えることで生まれた変化
お互いの「違い」を意識してからは、「言わなくてもわかってほしい、察してほしい」という期待を少しずつ手放していきました。その代わりに、私の取扱説明書を渡すようなイメージで、してほしいことを具体的に言葉にするようにしました。
例えば、
ただ「しんどい…」と言って察してもらうのではなく、「今日は体調が悪いから、お皿を洗ってもらえる?」
「何で心配してくれないの?」と怒るのではなく、「一言『大丈夫?』と言ってもらえるとうれしいな。」
そんな風に、かけてほしい言葉をリクエストするようにしました。
また、
「あなたはいつも冷たい」と相手を責めるのではなく、「私はこう感じて、悲しかった。」
と、「あなたは」ではなく、「私は」と自分を主語にして、気持ちを伝えることも意識しました。
正論で相手にわかってもらおうとするより、こちらの希望を伝えるようになったことで、お互いに感情をぶつけ合うような言い争いが少しずつ減っていきました。

共感を夫だけに求めない心の持ち方
もちろん、自分の伝え方を変えたからといって、夫が突然、何でも共感してくれる人に変わるわけではありません。
人には、それぞれ得意なこともあれば苦手なこともあります。ですから私は、共感を夫だけに求めないことも大切にしています。
- 信頼できる友人に話す。
- 同じような悩みを持つ人とつながる。
- 安心して気持ちを話せる場所を持つ。
「ここなら私の気持ちをわかってもらえる」
そう思える場所が一つあるだけでも、家の中で感じる孤独はずいぶん軽くなります。
まとめ
夫婦だからといって、何もかも理解し合えるとは限りません。だからこそ、お互いの「違い」を知ることが大切なのです。相手に期待しすぎず、できることと苦手なことを理解する。そして、我慢せずに、相手に伝わりやすい方法で対話を重ねていくことが大切なのだと、私は感じています。
相手を変えようと頑張り続けたり、無理にわからせようとようとしてエネルギーを消耗させるよりも、お互いを大切にできる適切な心の距離を選ぶこと。その小さな変化が、自分自身の心を守る第一歩になります。
そして、一人で抱え込まないことも、とても大切です。
「誰にも話せない。」
「私だけがこんなに苦しいのかな…。」
そんなふうに感じているなら、もう一人で我慢しないでください。
「どうせ話してもわかってもらえない。」
「私が我慢すればいい。」
そうやって気持ちを飲み込み続けると、心は少しずつ疲れてしまいます。
誰かに話すことで、自分の気持ちが整理できたり、「私だけじゃなかった」とホッとできたりすることもあります。
だからこそ私は、「安心して話せる場所」が必要だと感じています。気持ちを受け止めてもらえるだけで、心は少し軽くなり、「また頑張ろう」と思えることがあるからです。
そんな方のために、安心して気持ちを話せる場所として「おしゃべりRoom」をご用意しています。

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おしゃべりRoomは、気持ちを否定されることなく、安心して話せるオンラインコミュニティです。
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