「もっとできたはず」と自分を責めてしまう完璧主義との付き合い方

何事にも一生懸命に取り組む人ほど、「もっとできたはず」「まだ足りない」と、自分に厳しくなってしまうことがあります。

責任感が強く、周りの期待に応えたいという気持ちはとても大切です。しかし、それが自分を追い込む方向へ向いてしまうと、どれだけ頑張っても満たされず、疲れだけが溜まってしまいます。

この記事では、完璧主義になりがちな方が、自分の良さを生かしながら心穏やかに過ごすための考え方についてお話しします。

目次

完璧主義は悪いことではない

完璧主義というと、「考え方を変えたほうがいい」「もっと力を抜けばいい」と言われることもあります。そのため、「この完璧主義を直さなければ」と悩む方も多いかもしれません。

ですが、完璧を目指す気持ちは、決して悪いものではありません。

「相手に迷惑をかけたくない」
「中途半端な状態で終わらせたくない」
「より良いものにしたい」

そんな責任感や向上心があるからこそ、丁寧に物事に取り組めたり、周囲から信頼されたりすることもあります。

大切なのは、完璧主義を否定することではなく、完璧を目指す自分と上手に付き合っていくことです。

「完璧ではなかったけれど、ここまでできた」

そんな風に、一歩進めた自分を認めることが、自信にもつながっていきます。

心を疲れさせるのは、自分への厳しすぎる評価

日々の生活の中で心を疲れさせているのは、完璧を目指す姿勢そのものではなく、自分への評価が厳しすぎることかもしれません。

たとえば、10個のうち9個できていたとしても、

「でも、これができなかった」
「もっとできたはず」
「まだまだ足りない」

と、できなかった1個ばかりを見てしまう。

実際には十分できているのに、減点ばかりしていると、いつまでたっても達成感を得ることができません。

自分の中で、自分に「不合格」を出し続けているような状態です。

心を消耗させているのは、出来事そのものではなく、自分の評価や受け止め方であることも少なくありません。

だからこそ、自分を厳しく評価する前に、まずは「何ができたのか」という事実を、そのまま受け止めてみることが大切です。

できなかったことより「できたこと」に目を向ける

そこで意識したいのが、「できたこと」に目を向けることです。

私たちは、できたことよりも、できなかったことに意識が向いてしまいがちです。

でも、毎日の生活や仕事が大きな問題なく回っていて、自分の役割を果たせているのであれば、それだけでも「十分できている」と言えるのではないでしょうか。

完璧ではなくても、

「今日はここまでできた」
「これができたから十分」
「続きは明日やろう」

と、自分の中で区切りをつける。

そうすることで、少しずつ心にゆとりが生まれていきます。

頭の中だけで考えるのが難しいときは、ノートに「今日できたこと」と「明日やること」を書き出してみるのもおすすめです。

できなかったことを探すのではなく、できたことを自分で見つけてあげる。

その小さな積み重ねが、自分への評価を少しずつ変えてくれます。

自分への優しさは、人への優しさにもつながる

自分に完璧を求めていると、知らず知らずのうちに、家族や職場の人など、周りにも同じような高い基準を向けてしまうことがあります。

アサーティブでは、「自分も相手も大切にする」という考え方を大切にしています。

自分自身の「できたこと」を認められるようになると、相手に対しても、

「ここまでできているから十分」
「そんな日もあるよね」

と、少し柔軟に受け止められる場面が増えていきます。

自分に向けるまなざしは、周りの人へのまなざしにもつながっています。

お互いに完璧を求めすぎず、自分も相手も認め合えること。

それが、対等で心地よい人間関係をつくることにもつながっていくのです。

完璧を目指す自分も、できた自分も大切に

完璧主義を、無理に手放す必要はありません。

「もっと良くしたい」と思えることも、「きちんとやりたい」と思えることも、あなたの大切な良さのひとつです。

だからこそ、高い目標を目指す自分を大切にしながら、同じくらい「今日できたこと」にも目を向けてみてください。

「まだ足りない」だけではなく、
「ここまでできた」
「今日はこれで十分」

そう思える柔軟な視点を持つこと。

そのバランスが、ストレスから心を守り、完璧主義と上手に付き合いながら、自分らしく人生を歩んでいくための土台になってくれます。

自分も相手も大切にするコミュニケーション

自分に厳しくなりすぎたり、相手に合わせすぎたり。私たちは日々の中で、知らず知らずのうちに「こうしなきゃ」「こうあるべき」という思いを抱えていることがあります。

自分の気持ちや考え方のクセに気づくことは、自分自身との付き合い方だけでなく、周りの人とのコミュニケーションを心地よくしていくことにもつながります。

アサーティブのオンラインコミュニティでは、毎月1回「コミュニケーション道場」を開催しています。「コミュニケーション道場」では、アサーティブの考え方をもとに、自分も相手も大切にするコミュニケーションを、みんなで楽しく学び、練習していきます。

「わかってはいるけど、実際にはうまくできない」
そんなコミュニケーションを、知識だけで終わらせず、日常で使えるものにしていくための時間です。

うまくできなくても大丈夫。
一緒に練習しながら、少しずつ身につけていける場所です。

8月のコミュニケーション道場開催日
8月26日㈬、20:00~21:30

こちらは、オンラインサロンメンバーさん以外の方もご参加いただけます。気になるテーマの時だけ、単発参加も可能です。気になる方は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。お待ちしています。

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